首が下がるのですが・・・(首下がり症候群)
75歳女性
訴え:半年前から徐々に首が下がって意識しないと持ち上げられない
患者さんは歩いて病室に入ってきましたが、ちょうど下を向いた格好です。
(あごが胸に付いている状態です)
徐々に進行して首を意識して上げようとしないと段々下がってくるという訴えです。
英語ではdropped head syndromeと言います。原因疾患はいろいろあります。
大きくは神経筋疾患 内分泌疾患 整形外科疾患などが含まれるようです。
論文を見ていると副甲状腺機能亢進症 多系統萎縮症 パーキンソン病 重症筋無力症 筋委縮性側索硬化症 ランバートイートン症候群 CIDP(慢性炎症性脱髄性多発神経炎) 多発筋炎 先天性ミオパチー(成人発症ネマリンミオパチー ミトコンドリアミオパチー)
だそうです。
検査としては血液検査 神経伝導速度や筋電図が必要となります。場合によっては筋生検も。神経内科の先生に紹介しました。
日本内科学会雑誌109巻11号にネマリンミオパチーによる首下がり症候群が紹介されていました。ステロイド治療で改善したそうです。
