髄膜炎
髄膜炎は中枢神経を取り囲む髄液に炎症が波及する状態です。症状として頭痛、発熱、嘔吐、意識障害です。
原因として「ウイルス」、「細菌」、「自己免疫」、「腫瘍」などが原因となります。
感冒から症状が出現して頭痛、嘔吐などの症状の増悪があればウイルス性の髄膜炎かもしれません。頭痛、嘔吐で食事がとれなければ点滴で対応することになります。多くの場合ウイルス性髄膜炎は自然に改善します。
しかし「細菌性」髄膜炎は命に係わる病気です。同じ髄膜炎と言っても自然経過は大きく異なります。緊急疾患として対応が必要です。細菌性髄膜炎は見た目により重症感が強いです。すぐに背中から針を刺して(腰椎穿刺)をおこない髄液の検査提出が必要です。と、同時に抗生物質での治療を開始します。
考慮すべき細菌は患者さんの年代によっても違いますが成人の場合、「肺炎球菌」「インフルエンザ桿菌」「髄膜炎菌」「リステリア菌」などです。髄液のグラム染色をするだけでおおよそ菌の推定ができます。細菌性の場合では最悪の場合、大きな後遺症を残すことがあります。そのため緊急疾患なのです。
頭痛 嘔吐の患者さんの初診では常に最悪のシナリオとして「細菌性」を考えながら対応します。ウイルス性と考えていた患者さんが後から細菌性と分かった場合、取返しがつかなくなるからです。
昨日、髄膜炎を疑う患者さんが来院されました。症状は軽症に見えますが地域の基幹病院に紹介しました。
