胃がん腹膜播種の患者さん
当院では癌終末期の対応も行います。現在80歳の患者さんの訪問診療を担当しています。
消化器症状については「がん患者の消化器症状の緩和に関するガイドライン」を参考に方針を決定しています。
最近、腹部症状を訴えられるようになりました。嘔気や腹部の違和感、食欲低下です。腫瘍による炎症や浮腫の改善目的にデキサメタゾンを、嘔気に対しプロクロルペラジンマレイン酸を開始しました。開始して10日程経過しましたが経過は良好で症状は落ち着いています。腹痛についてはトラマドール100mgで安定しています。
しかし、今後症状の進展が予想されます。さらに症状が進展するようならオクトレオチドの持続皮下注射が必要となるかもしれません。また、麻薬を使用する際は副作用である嘔気と便秘に対する予防の対策が必要となります。
苦痛を和らげご家族との時間を大事に生活できるようにサポートしていきたいと思います。夜間の急激な症状悪化でも直通電話番号を渡しているのですぐに相談できる体制をとっています。
