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在宅酸素療法

[2026.01.23]

高齢妻との二人暮らしの85歳男性が2か月前からの労作時呼吸苦で来院されました。労作時呼吸苦の場合、どれくらいの労作で息切れが出るのかを確認する必要があります。安静時の酸素飽和度が正常でも労作時に低下しているなら異常のため、同じ労作を行い酸素が低下するかを確認する必要があります。

 

この患者さんでは200-300mほどの歩行での息切れでした。労作時呼吸苦で考える疾患は心臓か肺か神経です。これらに絞って診察を行います。胸部レントゲンで肺疾患が疑われたため高次医療機関の呼吸器内科に紹介したところ「特発性間質性肺炎」との診断です。残念ながら治療法はないと説明されたようです。自宅での生活でも呼吸苦がでるため当院に往診の依頼があり専門医の先生から「在宅酸素療法」の導入を依頼されました。

 

自宅で常時酸素を付けた状態で生活していただくのです。自宅に酸素を置くため火の管理が重要です。喫煙者では導入できません。この患者さんは非喫煙者のため酸素を導入しました。と、同時に生活に影響が出るため介護保険の申請が必要です。地域の包括支援センターに介入を依頼し介護保険申請の補助をおねがいしました。今後、訪問診療を行う予定です。主治医として医療だけを診るのではなく生活までを考える必要があります。

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