原発性アルドステロン症による高血圧
健康診断で高血圧を指摘される方は多いと思います。高血圧患者さんの10-20人に一人の割合で原発性アルドステロン症が隠れています。アルドステロンは腎臓のすぐ上にある副腎から分泌されるホルモンです。副腎は左右に1つずつあります。原発性アルドステロン症はこのアルドステロンが過剰に分泌されることで高血圧となる病態です。
特に低カリウム血症のある患者では疑いますが低カリウムがないからと言って原発性アルドステロン症は除外できません。
スクリーニング検査として血清レニン、アルドステロン値を測定します。そしてスクリーニング検査で疑わしいときは確定診断として①カプトプリル負荷試験 ②生食負荷試験を行います。原発性アルドステロン症の診断が確定すれば次に副腎の画像検査で腫瘍がないかチェックする必要があります。
原発性アルドステロン症は一般的な降圧剤で血圧が下がりにくいので、高血圧の治療をしても血圧が下がらない場合にも考える必要があります。アルドステロン拮抗薬が内服治療の第一選択となります。
案外、原発性アルドステロン症の検査をされていない高血圧患者さんが多いのではないかと思います。ぜひ主治医の先生に確認してみてください。
